COFFINS

COFFINS

――今回は編成も変わっていますよね。どのような意図があって編成を変えたのでしょうか。
 「技術的な面が一番大きいですね。今ヴォーカルをやっているRyoはドラムでCOFFINSに入ったんですけど、元々ほかのバンドのヴォーカリストだったんですよ。ドラムでちょっと技術的に行き詰まってきたみたいだったので、Satoshiを新しく専任のドラマーとして入れて、Ryoにはヴォーカルをやってもらうことになったんです。ちょうど俺も声が出なくなってきてたんで」

――そうですか??
 「歳でね(笑)」

――そんなあ(笑)。
 「(笑)。でも本当に、昔ほどロウ・グロウルみたいな声が出なくなっていて。ヴォーカルが欲しいなって考えていたんですよ。そうやって技術力の底上げを図ったんです。今回がそのメンバーで録る最初のアルバムなんですけど、今の編成になって2年くらい経ってたから、わりとまとまった感じで録音できたんじゃないかなって思ってます」

――Ryoさんのヴォーカルはストロングな感じですよね。
 「初期デスメタルみたいな感じをイメージしてやってもらいました」

――音も、以前のように低音が前面に出ている感じではなくなっていますが、それもオールドスクールなデスメタルを意識して?
 「そうですね。COFFINSのアルバムの中ではかなり意識してやった方だと思います。多少お金と時間をいただいたんで(笑)、そのあたりは時間をかけて作りましたね。スウェディッシュ・デスメタルとか、そういう音を意識して」

――ドゥーム寄りよりもデスメタル寄りで。
 「そうです。ノリを出す感じというか」

――そのあたりでファンの意見は分かれそうですね(笑)。
 「ですね、好き嫌いは多分あると思います。初期のCOFFINSが好きな方はアレかもしれないですね。まあでも、どんなバンドだって、初期が好きな人って新しいアルバムはだいたい批判するものだから。それは仕方ないかなっていう感じですけど。海外が特にそうですね。そのへんシビアなんですよ。昔のほうが良かったってよく言われますね(笑)」

――でも反応があるっていうのは面白いですね。
 「そうですね。何にも反応が無いよりは、あったほうが良いですけどね」

――ツアーは海外が多いですよね。
 「でもまあ年1回、多くて2回、2週間くらい行ければベストかな、というくらいで。年に1ヶ月や2ヶ月も海外に行っているバンドもいますからね。それに比べたら全然少ないですよ。良いお話があれば行きます、っていう感じですね」

――普段お仕事もされていると思うのですが、海外ツアーの時はどうされているのでしょうか。
 「仕事前倒しでなんとか時間を捻出して、という感じですね。みんな割と融通が効く仕事ではあるので、なんとかしてます」

――色んな国を訪れてみて、どの国の反応が一番面白かったですか?
 「やっぱりアメリカはお客さんが基本すごく陽気で面白いですね(笑)。でも、COFFINS云々というよりも“日本から何か来たぞ~” みたいな感じで遊びに来る連中が多いと思うんですよ。それを観ながらみんなでワイワイ飲んで、そういう空間を楽しむっていうか」

――珍獣的な(笑)?
 「そうですね、多分そういうノリだと思いますけど。初期のすごく遅い曲をやっても、ダイヴしたり、椅子投げたりするし(笑)。暴れたいだけじゃん……みたいな気はするんだけど(笑)。それでもまあ、盛り上がるんで。それはそれでやっていて楽しいですけど」

――海外では様々な会場でプレイされていると思うのですが、最大でどれくらいのキャパを相手に演奏されたことがあるのですか?
 「どれくらいですかねえ……。でかいフェス、例えば“Maryland Deathfest”だったり、ポルトガルの“SWR Barroselas Metalfest”みたいな会場だと数千人規模ではあると思うんで、結構な人数の前ではやってますね。その人たちがまあ、COFFINS目当てかどうかは別にして(笑)。そういう機会は結構多いですね」

――フェス出演だと、様々なバンドと共演しますよね。何と共演したのに一番感動しましたか?
 「いや~、2010年に“Maryland”に出たんですけど、その時AUTOPSYが再結成してからの初ライヴだったんですよ。それを体感できたのが個人的には一番感動しましたね。最高でした。これまでやってきた中で最高だったんじゃないですかね(笑)。EYEHATEGODとかENTOMBEDみたいな有名どころも結構出てたので、そのへんもステージ袖で観ましたけど」

――ENTOMBEDのパフォーマンスは今どういう感じなんですか?
 「先祖返りっていうか、初期に戻る感じの音で。もう全然ロッキンな感じじゃないですよ。ライヴもちょっとハードコア的な感じでやっていて。2011年にやったEUツアーの時にも小さめのハコで一緒にやったことがあるんですけど、やっぱり昔に戻ってるなって思いました。これから行くEUツアーでもまた一緒にやることになってるんですよ」