COFFINS

COFFINS

――近年、ENTOMBEDをはじめとするスウェディッシュ・デスメタルや、AUTOPSYみたいなオールドスクール・デスメタルは、ハードコア界隈での再評価がすごく高まっていますよね。
 「なんかそうみたいですね。取っ付き易いんじゃないですかね」

――COFFINSに対しては、そのあたりからの反応ってありますか?
 「特に海外なんですけど、好きだって言ってくれるクラスト連中は多いですね」

――STORMCROWはスプリットも出されていますよね。
 「そうですね、STORMCROWも大好きだって言ってくれていて、ツアーも一緒に回ったし。まあ元々、あのへんの連中はBOLT THROWERからの流れなんで、デスメタルかどうかっていうことに特に拘りが無いんですよね」

――元CURTAIN RAIL / TRIKORONAのKoreedaさんが加入してからのCOFFINSは、純粋にハードコア度が高くなっていますよね。
 「そうですね、あいつはパワー・ヴァイオレンスもやってるし、ハードコア、クラストの人間なんで。そちら方面からの魅力みたいなものを担っている感じはします。特にライヴではそれが如実に出ますね。動きとかね。動き専任というか。ヴィジュアル担当ですね(笑)」

――Koreedaさんはルックスも素敵ですものね。女性ファンも多いんじゃないでしょうか。
 「多い多い。特に海外では大人気ですよ、あいつは。普通に羨ましいですけどね、正直(笑)」

――(笑)。ガチのパンクスの方が在籍するデスメタル・スタイルのバンドってなかなかいないと思うのですが。
 「そうですね。編成からしてANATOMIAみたいなバンドとはやっぱり違うのかな、っていうのはありますね」

――昔のデスメタルがハードコアパンクの影響を内包しているのに近いですよね。COFFINSはそういう感覚をアップデートしているように感じます。
 「うん。スラッシュメタルもそうだけど、Dビートを使ったり、演奏も荒かったりね。まずCELTIC FROSTからしてそうじゃないですか。まあWINTER自体がCELTIC FROSTからの流れなんで、そういうラインは踏襲してる感じがありますね」

――HOODED MENACEのようなバンドともスプリットを出されていますが、若い面々でシンパシーを感じるようなバンドはいますか?
 「そうですねえ……HOODED MENACEとは去年のツアーで2回一緒に回ったんですけど、その時のライヴに出てたSOLOTHUSっていうドゥームデスが良かったですね。俺の周りはみんな好きです。そいつらはまだ20代前半くらいで若いのに、まあHOODED MENACEの影響下ではあるんだけど、すごく渋いドゥームデスをやっていて。この間アルバムも出たみたいですよ。まあ日本でウケるかどうかはわからないですけどね(笑)」

COFFINS

――COFFINS、ひいてはドゥームデスの魅力を日本で伝えるのって難しそうですね……。
 「いやあ、難しいですよ(笑)。やっている本人が一番そう思ってるから(笑)。もう、基本的には日本のマーケットに向けてやっていないんで。スタートが海外からだったし、それは仕方ないかな、っていう感じはします」

――そんな中、NOOTHGRUSHを招いてツアーを開催するんですよね。
 「そうです。無謀にもというか(笑)。なぜ今?というのもありつつ(笑)」

――彼らはDOT[.]絡みでのお付き合いなのですか?それともSouthern Lord関係?
 「いや、彼らとの付き合いはここ4年のことですね。2009年のUSツアーの時に初めてメンバーと会いました。その後、去年のEUツアーで出たフェスに、ALDEBARANていうバンドのツアーで一緒にヨーロッパに来ていた彼らも出演していて。彼らがCOFFINSを知っていてくれて、一緒にやれたらいいですねっていう話をしていたんですよ。ドラマーのChiyoさんが日本の方だからツアーを組み易いというのもあって、じゃあ日本でやりましょう、ということになったんです」

――楽しみですね。
 「楽しみです。人が来るのかどうかは分からないですけどね(笑)。日本のバンドのサポートに頼るしかないです。バンド主導だとなかなか大変ですけど。でも、そうでもしないとNOOTHGRUSHなんて日本では観られないんで。昔よりはスラッジが浸透してきている気がするから、多少はみんなに興味を持ってもらえるんじゃないかな」

――一時期すごかったドゥームのブームが、今度はスラッジで戻ってきている感じがありますよね。
 「そうですね。日本の若い連中でも、スラッジをやってるバンド結構多いから」

――Uchinoさんの新しいプロジェクト“OOZEPUS”(ARMENIA~ALBIORIX REQUIEM / MOTHRA~LINEKRAFTメンバー在籍)も、そういう流れがちょっとあったりするんでしょうか。
 「昔やれなかったSWANSみたいなやつをもう一度やろうかな、ということで始めたんですけど、遊び要素が大きいんで。真剣にやると面倒臭くなってきちゃうから(笑)。とりあえずCOFFINSをちゃんとやらないと。でも、海外の連中はやっぱり食いつきが早くて、もうレコードディールが決まってるんですよ。一番最初にデモを買ってくれた奴がやっているレーベルなんですけど。そういうのはありがたいなあって思いますけどね」

――そのリリースも楽しみですね!COFFINSとしての今後の予定は?
 「Southern Lordから、ツアー用にNOOTHGRUSHとのスプリットが出ます。地味にやってる感じですけど、興味があったら観に来てくれると嬉しいです」

COFFINS official site | http://www.coffins.jp/