DJ Rashad

DJ Rashad

――ジュークは基本的にシングル、ダウンロードのカルチャーですよね。今回アルバム、しかもフィジカルでリリースされる作品を作るにあたり、何か留意した点はありますか?
 「気をつけたことは特にないんだけど、確かに、このアルバムをフィジカルでリリース出来るというのは、俺たちにとってすごく重要なことだったんだ。最近のジュークはレコードで手に入らないものが多いからね。だから今回のアルバムは、こういうソウルフルでスムースなサウンドにした。普段は出来ないことだから」

――これまで以上に音楽性に幅を持たせて、ダンスありきではなくリスニングも意識しているようにも感じたのですが。
 「意識したわけではないけど、色んなジャンルに対して俺たちが好意を感じているということを示したかったんだ。それを自分たちの音楽に取り込んで表現したかった。たくさんの人がアルバムを聴いてくれたら嬉しいな」

DJ Rashad

――今回のアルバムはアシッドな展開が印象的ですが、これはシカゴの先輩から影響を受けたもの?
 「そういうわけじゃないんだ。俺とTony(Williams / ADDISON GROOVE)がその時スタジオでやっていたことが、こういうサウンドになっただけ(笑)。Tonyは303(Roland TB-303)を持っているんだけど、俺は今まで本物の303を触ったことがなかったから、2人で303を色々いじくって遊んでたんだ。それがきっかけでアシッドみたいなサウンドが出来たんだよ。アシッド・ハウス、シカゴ・ハウスはすごく尊敬してるけど、今回のアルバムに関してはシカゴの先輩から影響を受けたとは言えないな」

――英国人であるTonyとの作業はいかがでしたか?
 「(笑)。Tonyはめっちゃイケてるよ。ヴァイブスもハンパねーし。天才だと思うし、やっていることも尊敬に値する。これまで、一緒にDJする機会は何度かあったから、今回スタジオに入って彼と作業するっていうのは本当に楽しかったよ」

――来年日本にいらっしゃるわけですが、日本の何かから影響を受けたことはありますか?
 「それは……悪いけど、あったとは言えないなあ。でも、日本で起こっているカルチャーには影響を受けているよ。“Teklife”が日本に広がっていたり、Booty Tuneがシーンを盛り上げているところを見ると、俺もあの場にいなくちゃ!って思うんだ。FulltonoとかApril、シーンの人たちのことも知ってるよ」

――日本に期待していること、楽しみにしていることは?
 「とにかく日本のみんなに会って、日本全てを体験したい。TRAXMANとA.G.が日本に行った時のビデオを見て、早く俺も行きたいな、と思った。日本のファンが俺たちに対してサポートを示してくれているのと同じように、俺もみんなに愛情を返したいと思うんだ」

DJ Rashad SoundCloud | https://soundcloud.com/djrashadteklife
Teklife Records | http://www.teklife57.com/
Hyperdub | https://www.hyperdub.net/
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